メタルギアのストーリー
今日から始まったこのニュース!今日はどんなニュースか、飛び込んで、くるのでしょうか!
METALGEARSOLIDSNAKE アウターヘブン― 1999年〜



武装国家『アウターへブン』…。それは南アフリカ奥地のガルツバーグの北200キロに存在した。 『西側』諸国はアウターへブンで恐るべき兵器が開発されているとの情報をつかみFOXHOUNDにこの謎の兵器の実態を掴むよう依頼した。それに対し、総司令官ビッグボスはFOXHOUNDの中でも最も優秀な男、グレイフォックスを派遣。 しかし数日後、そのグレイフォックスからメッセージが来る。

「メタルギア…」

これを最後にグレイフォックスは消息を絶った……。 一体、グレイフォックスの身になにが…?

『西側』諸国は再度、潜入を依頼。ビッグボスは何を思ったのかFOXHOUNDに入隊まもない新人ソリッド・スネークに潜入を命令。そんなスネークがアウターへブンと対立関係の『レジスタンス』と接触する事になる。 レジスタンスのジェニファー、ダイアン、シュナイダーらのおかげでグレイフォックスの救出に成功。

しかし、グレイフォックスはこう言ったのである。「最終兵器メタルギアとは、あらゆる地形に対応できる核搭載重歩行戦車だ…」と。このアウターへブンにそのような物がある…。一体誰がどのような目的でそんな物があるのか…。スネークはこの恐るべき兵器の破壊を決意する…。 この『アウターへブン』にそのような恐るべき兵器があるのは世界の中でも軍事的優位を確立しようとするためだった。

スネーク達はその恐るべき兵器・メタルギアの開発者、そして唯一メタルギアの破壊方法を知っているペドロヴィッチ・マッドナー博士の行方を追うことになった。途中、独房の番人シュート・ガンナーや機関銃を操るマシンガンキッド、ハインドD、M1戦車などの強敵に負けることなくアウターへブンの奥へと進む…。

そしてようやくペドロヴィッチ博士を見つけ、また博士に研究を続けさせるために捕らわれていた娘、エレンの救出にも成功。博士から破壊方法を聞き、スネークはさらにアウターへブンの奥へと進む…。

スネークはアウターへブンの奥へと進んでいった。進むにつれメタルギアとアウターへブンの正体が見えてきた。が、逆に交錯する情報がスネークを追いつめていく。そんな中レジスタンスのリーダー、シュナイダーが敵の手に落ちスネークも死闘を続け体を傷つけていった。しかしスネークの闘志は負けない。 メタルギアの破壊を一心にメタルギアの開発が行われている地下100階にたどりついたのである。メタルルギアはまだ動いていなかった。しかしメタルギアをアウターへブンの防衛システムが守っている。 防衛システムの容赦ない攻撃にも耐え、スネークは博士から聞いたメタルギアの弱点である脚部にC4爆弾を次々に仕掛けていく。メタルギアは爆発音とともに崩れ落ちる…。スネークはメタルギアの破壊に成功した。

しかしそれと同時にメタルギア破壊による要塞自爆装置が作動しはじめる。急いでスネークは脱出を試みるがそれを阻止しようとする物がいた。その男の名はビッグボス。なぜここにビッグボスが。スネークは混乱する。そんなスネークを薄笑いながらビッグボスは全てを語り始めた。なんとビッグボスはFOXHOUDの司令官でありながら、アウターへブン創始者であったのだ。 ビッグボスはひそかに武装国家アウターへブンを建設し軍事的主導権を手に入れようとしていた。

FOXの変わりに新人のスネークを派遣したのも西側諸国に対しての情報攪乱が目的だった。しかしそのスネークはメタルギア破壊という予想外の偉業を成してしまった。

「スネーク!お前はやりすぎた、やりすぎたのだ!私はただでは死なない!…かかってこい!」

今にも崩れんばかりのアウターへブンの地下100階で二人の男の戦いは始まった。 最後に立っていたのはスネークだった。炎を上げ崩れゆくアウターへブンを後にしてスネークはカナダ奥地に消えた。

小島プロダクション
SNAKE'REVENGE(スネークズリベンジ)1990年〜



 ステルスヘリが夜のジャングルに降り立つ。ジョン、ニック、そしてスネークがそれぞれの配置へと向かう。作戦開始だ。

降下地点を離脱すると、あたりは一面真っ暗闇だ。しかし、スネークの前進に合わせ友軍ヘリが照明弾で闇夜を明るく照らし出してくれる。それをたよりに進むのだ。

ヘリのパイロットからコール(呼び出し)が入ったら、すぐに無線機のスイッチを入れろ。

 「スネーク、君の任務は敵の要塞に侵入することだ。仲間との連絡を忘れるな」

 味方との無線連絡は任務を遂行するうえで、重要な情報源だ。相手からの呼び出しがあった時はもちろん、困った時にはこちらから連絡して指示をあおげ

 しばらく進むと早速、敵の偵察用ジャイロコプターが低空を飛び回っている。彼らは常に、2機でチームを組んで巡回している。木陰に隠れ、両方の隙を見つけて走り抜けろ。

 万一敵に発見された場合、警報が鳴り響き、増援部隊が多数殺到する。そうなれば多勢に無勢、あっという間に蜂の巣だ。生き延びるためには戦って追手を全て倒すか、逃げ回って追跡を振り切るしかない。  スネークの任務はあくまで潜入だ。隠密行動を心がけ、くれぐれも敵に発見されぬようにしなければならない。

 敵の制空圏に入り、ヘリとの交信が途絶える。訪れる漆黒の闇。ここからは自分だけが頼りだ。迷路のように入り組んだジャングルを突破し、敵基地を目指せ。  目まぐるしく動くサーチライトの光だけが、唯一の道しるべだ。しかし間違ってもライトに発見されてはならない。巧みに光の輪をかいくぐりながら前進せよ。

 潜入当初のスネークの装備は、コンバットナイフとハンドガン、そして己の肉体のみ。その他の武器、装備品は全て現地調達だ。  スネークの目的はあくまで潜入だが、武器を使って戦わなければならない時もある。そして、敵地の奥深くへ潜入するためには、カードキーやレーションをはじめ、様々な装備品も必要だ。  通常弾薬やレーションについては戦場に置いてあるものの他に、殴り倒した敵兵から奪い取れる場合もある。利用できるものは全て利用しろ。

敵地で捕らわれの身となっている味方の捕虜を救出することも、大事な任務のひとつだ。捕虜の中には、敵内部の重要な情報を知っている者もいる。  また、救出した捕虜の人数にしたがって、スネークの階級が上がってゆく。階級が上がれば体力、そして携行できる弾薬、装備品の数も増えていくのだ。任務を無事遂行するために、捕虜の救出は絶対に不可欠だ。

 ようやく敵基地のゲート前までたどり着いたが、さすがに警戒は厳重だ。物陰に隠れ様子をうかがうスネークに、ジョンから通信が入る。

 「大尉、ポイントAに到着した。作戦を開始する。健闘を祈る」

 ジョンが囮となって飛び出し、敵の注意をひきつける。ジョンは捕らえられ、基地内へと連行されていく…。堅固なゲートが開く。  今だ!基地内へ侵入せよ。

小島プロダクション
METALGEAR2SOLIDSNAKE ザンジバーランド― 1999年〜



 世界はエネルギー不足の危機に迫っていた…。しかしそんな中チェコの生物学者キオ・マルフ博士が「オイリックス」という高純度の石油を精製する事ができる微生物を発明。人々は大きな希望を抱いた。世紀の発見に歓喜するのもつかの間「オイリックス」の生みの親マルフ博士が何者かに拉致され、行方不明。調査の結果ひとつの名前があがる ……

『サンジバーランド』

それは中央アジアの民族自治区に突如出現した民族主義的軍事政権だった。世界各国から傭兵を集め、また国土の大半を要塞化。そして『サンジバーランド』は独立を宣言。武装要塞国家との異名も得る。また『サンジバーランド』は核武装もしているとの情報も入ってきた。事態は重大な事になってきた。『サンジバーランド』は『オイリックス』を手中にし核をも持ち、世界の中でも経済的・軍事的優位の確保を目論んでいるのだった。事態を憂慮した某政府はハイテク不正規部隊FOXFOUND総司令官ロイ・キャンベルにマイフ博士の救出を命じる。キャンベルはこの任務をある男に命じる…。その男とは今はFOXFOUNDの隊員ではないが、不可能を可能にし、『アウターへブン』を破壊した男…そうソリッド・スネークである。キャンベルはこの男を呼び戻し、マルフ博士と『オイリックス』の奪還を依頼。

「キミの任務は、ザンジバーランドに拉致されているチェコの生物学者キオ・マルフ博士を奪取することだ」

スネークの潜入する中、協力者を得る。ジャーナリストを装い潜伏していたCIAの工作員、ホーリー・ホワイト。マルフの博士の護衛であり救出すべく潜入していたナターシャ・マルコバァ。そしてもう一人以外の人物が…『アウターへブン』でメタルギアを開発していたペドロヴィッチ博士…。彼もマルフ博士と同様、ザンジバーランドに拉致されて再びメタルギアの開発を強要されているとの事。驚くスネークに博士はさらに衝撃的な発言をする。それは『アウターへブン』で倒したはずの男、ビッグボスが『ザンジバーランド』の総指揮者というものだった。ナターシャの協力で、ペドロヴィッチ博士を救出に成功。スネークはマルフ博士を救出するべく『ザンジバーランド』の奥へと進む。スネークの前に吊り橋が現れた。ココで悲劇が起きるのである。橋をペドロヴィッチ博士が渡り、次にナターシャが渡ろうとした瞬間、どことなくミサイルが飛んできてナターシャを直撃。橋と彼女を吹き飛ばした。スネークは呆然とするしかなかった。そんなスネークに聞き覚えのある声が響く。

「どうだ、スネーク。昔のよしみだ。ここは見逃してやってもいい。さっさと立ち去れ っ!」
フォックスだった。そうFOXHOUND時代の戦友。グレイフォックス。フォックスはメタルギアに乗っていた。スネークは言い返す。
「フォックス!俺は絶対諦めんぞ!」
スネークは『ザンジバーランド』の傭兵との激闘の末、収容所にたどり着いた。が、間に合わなかった…。心臓に持病を抱えていたマルフ博士は数々の拷問に耐える事が出来なかった、っとペドロヴィッチ博士が言う。だがその時ホーリーから無線が入る。実はペドロヴィッチ博士は以前からザンジバーランドに出入りしていてメタルギア開発を進めていたのでる。さらにマルフ博士の誘拐もペドロヴィッチ博士の計画だったのであった。真相を暴かれ襲い掛かってくるペドロヴィッチ博士を一蹴りし、スネークは収容所を後にした。脱出を試みるスネークの前にまたもやあの男が現れる。グレイフォックス。地下基地内で2人の男は戦った。そしてスネークはメタルギアを破壊した。が、フォックスはこんなものでは終らない。フォックスはスネークに最後の戦いを挑む。二人は地雷原の中で素手で殴りあった。二人は激しく戦いながらも心地よい時間だった。この純粋な戦いに打ち破ったスネークは宿敵ビッグボスとの戦う事になる。『アウターへブン』の時と同じようにスネークを待ち受けていた。

「戦闘の緊張感を知った物は、二度と戦場から離れなれない。自分はお前達がただひとつ生き甲斐を感じる物を与えてやったのだ。」
と言ったビッグボスにスネークは吼えた。
「俺の闘いはただひとつ……貴様から自由になるため、悪夢を払うために。ビッグボス……貴様を倒す!!」
二人の男達は再び戦った。二度目の戦いを終え、ホーリーと共に救援ヘリでザンジバーランドを後にするスネーク。しかしスネークの頭にはビッグボスの最後の言葉が脳裏に焼きついていた。
「どちらが勝っても我々の闘いは終らない。敗者は戦場から解放されるが、勝者は戦場に残る。そして生き残った物は死ぬまで戦士として人生を全うするのだ」
スネークは一人、アラスカに消えた。

・発売1990年 7月20日

コナミ
METALGEARSOLID 21世紀初頭―2005年〜



21世紀初頭――

「ビッグボスの息子達」と名乗る物がシャドーモセス島占拠。彼らは24時間以内にビッグボスの遺体受けいれなければ核を発射すると通告してきた。事態を重く見た政府はキャンベルを作戦指揮官としアラスカで隠居生活を送っていたスネークに出動要請した。

スネークに与えられた任務は2つ。DARPAの局長ドナルド・アンダーソン、アームズテック社の社長ケネス・ベイカーの両名の救出。そして武装集団の核発射能力の有無の確認、発射が可能な場合は阻止することだ。スネークは任務を達成するべく潜水艦でシャドーモセス島に向かう
スネークはなんの問題なく一人目の人質、ドナルド・アンダーソンがいる独房までたどりついた。問題はそこから起きるのだった。スネークは彼から衝撃的な事実を聞くこととなる。このシャドーモセス島にはメタルギアがあるのだ。コードネームはREX。このシャドーモセス島では極秘的にこの新型メタルギアの演習をしていたのだ。と、淡々と話していた彼だが突然発作を起こしスネークの目の前で死亡する。動揺するスネーク。スネークはナオミに無線で死因を聞くものの納得することができなかった。が、立ち止まってはいられない。二人目の人質であるケネス・ベイカーを救出に向かう。 スネークはベイカーを発見、救出しようとしたがFOXHOUNDの隊員の一人リボルバー・オセロットが現れ銃撃戦が開始する。そんな戦いの中突然、ステレス迷彩を装着したサイボーグ忍者によってオセロットの右腕が切り落とされた。オセロットは逃走、さらにその忍者も突然何か苦しそうに絶叫し姿を消した。何が起こったのか動揺するスネークだがベイカーは無事だ。ベイカーを救出するスネーク。ベイカーはスネークに演習データが入ってあるというディスクを受け取る。と突然ベイカーもドナルド・アンダーソンのように発作を起こし死亡。人質が2人続けて死亡するという事態に動揺も一層増すスネーク。ナオミに死因を聞くも同じように納得がいかないスネーク。がベイカーが死ぬ前、メリルの無線番号を聞くことができ連絡を取る。スネークはメリルからメタルギアを破壊できるのはエメリッヒ博士だと聞かされたスネークは博士がいるという研究室に向かうこととなった。

エメリッヒ博士の研究室である部屋に到着したスネークを、突然あの忍者が襲う。

「スネーク、思い出したか? この俺を・・」

聞き覚えのある声。そうグレイ・フォクスだ。しかし彼はザンジバーランドでスネークに殺されたはずだ。しかし忍者は再び突然苦しそうにもがき姿を消した。ナオミによればグレイ・フォックスはスネークに倒された後、極秘に遺体を回収されていて人体実験をされていたそうだ。そしてサイボーグ忍者という形で無理やり生き返させられたという事だった。 スネークはメタルギアの破壊方法を聞くべくエメリッヒ博士に話を聞く。話を聞いたスネークはメリルと合流しメタルギアがあるという地下整備基地に向かった。

突然銃声が鳴り響く。FOXHOUND部隊の一人スナイパー・ウルフにメリルが撃たれた音だった。ウルフと対等に戦うにはPSG1が必要だ。スネークはPSG1を手に入れるべく来た道を戻る。スネークがPSG1を手に入れて戻ってみるとメリルの姿がない。スネークはウルフを倒しメリルを探すべく奥へ進む。その時、銃口がスネークに向けられた。ウルフは生きていたのだ。なすすべもなく連行されるスネーク。 拷問にも耐え見張りの隙をつき独房から脱出。地下整備基地前までたどり着いたスネークだが突然ウルフに狙撃される。スネークはウルフとの2度目の戦いで決着をつけた。ウルフの服は血で染まる。するとオタコン(エメリッヒ博士)が現れた。

「彼女はなんのために戦っていたのかな? 僕はなんのために? スネークはなんのために?」

そんな質問を「生きて帰れたら答えを教えてやる」と答えスネークは奥へ進むのだった。スネークは遂にメタルギアがある部屋へ到着する。制御室からはオセロットとリキッドの声がした。その会話にでてきたFOXDIEについてマスターに聞いてみると特定の人物だけ殺す事ができるというウィルスらしい。それをナオミがスネークに注射した事実が判明。ナオミは拘束された。そんな中、オタコンにメタルギアの核発射を阻止する方法を聞きコードを入力するスネーク。 しかし核発射の準備ができたとのメッセージが流れる。たしかにスネークはオタコンのいうとうりにした。動揺するスネークに無線がはいる。

「俺だよ、兄弟・・・。」

マスターミラーと名乗っていたものはそう言いながらサングラスをはずした。 なんとリキッドだった。今までマスターミラーに成りすましていたのだった。リキッドはそう言うと衝撃の事実を話し始めた。リキッドたちはドナルド・アンダーソンだけが知っている核を発射することができるパスワードを知るため拷問をしたがオセロットが殺してしまいパスワードがわからずリキッドたちは核を撃つことが出来なかったのだ。そこでリキッドはスネークを利用することを考えた。変装の達人デコイ・オクトパスがDARPAの局長に成りすまし情報収集したのもそのためだった。FOXDIEをばらまくために利用されたのだ。またスネークとリキッドはあの「恐るべき子供達計画」によって生まれたスネークの一人だった。つまりソリッドスネークとは双子の兄弟なのだ。全てを語り終えたリキッドはREXに乗り込みスネークに襲い掛かる。スネークは次第に追い込まれていく。その時突如現れたグレイ・フォックスがREXの弱点であるレドームを破壊すると共に自らも深傷を負う。REXに捕まったフォックス。

「スネーク!俺達は政府や誰かの道具じゃない!戦うことでしか自分を表現できなかったが・・・・・いつも自分の意志で戦ってきた・・・スネークさらばだ。」

それがフォックスの最後の言葉だった。フォックスはREXの攻撃で死亡する。悲しみにくれるスネークだが最後の力を振り絞りREXを破壊に成功。しかしREXの爆発の際スネークも気を失っていた。目がかすかに見え始めた時一人の男がスネークに近づいてくる。リキッドだ。二人のスネークは再び戦った。素手で殴り合う二人。そしてスネークはリキッドを倒しこのシャドーモセス島でおきた事件を隠蔽をはかろうとする政府がミサイル発射までの時間がないためメリルと共に脱出を試みるスネーク。しかしリキッドはまだ生きていた。リキッドとの戦いがまた再開する。最後はスネークのFOXDIEによってリキッドは死亡した。

スネークはメリルと共に朝日輝くシャドーモセス島を後にした。

コナミ
METALGEARSOLID2 2年前のハドソン川―2009年〜



2年前のハドソン川――

スネークは嵐の中一隻のタンカーに潜入した。理由は他でもない、このタンカーに新型メタルギアが輸送されているという情報を掴んだからである。オタコンから無線。オタコンから今回の任務が与えられた。まずこの船の行き先を調べ、新型メタルギアの証拠写真をカメラにおさめる事だ。そう、オタコンとスネークはシャドーモセス事件の後、反メタルギア財団フィランソロピーに所属していたのだ。

そんな中突然ロシア人武装集団がタンカーを来襲しタンカーはなす術もなく制圧されていく。スネークはまず船の行き先を調べるべく操舵室に向かったスネークはロシア人女兵士オルガと遭遇。二人の戦闘は雨がやんだと同時に始まった。スネークはオルガに勝利した、とその時だ。どこからかサイファーが現れスネークの写真を撮影した。サイファーが陸軍のものだった。海兵隊にロシア兵、さらに陸軍ときた。この任務は何かがおかしいと不安になるスネーク。だが悩んでもいられないスネークは新型メタルギアの証拠写真を撮影するべくタンカーの奥へ進む。

スネークは新型メタルギアがある船倉に到着。その船倉ではドロフが新型メタルギアについて演説していた。スネークは新型メタルギアの写真をとりパソコンで送信。そしてドロフの演説が終ったその時一人の男が登場する。リボルバー・オセロット。オセロットはこのタンカーに爆弾を仕掛けたとさけび、その起爆装置を見せつける。そしてオセロットはセルゲイを裏切った。セルゲイを撃ち自ら起爆装置で爆弾を爆破した。爆発の衝撃でタンカーが浸水していく。その時スネークはオセロットに銃を向けた。オセロットはスネークの姿を見つけた途端、オセロットの右手が反応する。

「久しぶりだな…兄弟!!」

オセロットが奇妙な台詞をはいた。実はオセロットの右手はリキッドの腕を移植したものだった。そしてリキッドはオセロットの右手として命を生き延びさせていた。そして覚醒によってオセロットの体を完全に乗り移ったリキッドは新型メタルギアに乗り込みタンカーを脱出する。その衝撃でタンカーは沈んでいく、スネークと共に…。 オセロットひそかに誰かと無線をする。

「全て順調です…予定通りです…大統領」

タンカー沈没事件から2年――

事件が起こった現場ではビッグ・シェルが聳え立っていた。タンカーが沈没したせいで漏れた原油を除去する巨大除染施設である。そのビッグ・シェルで事件は起こった。大統領をはじめ、環境保護団体が視察に来たところ「サンズオブリバティ」と名乗る武装集団が襲撃、占拠したのである。なんとそのサンズオブリバティのリーダーはソリッドスネーク。彼は2年前のタンカー沈没事件で死んだはず…。一体どういう事なのか。

視察にきていた数十名が人質となった。彼らの要求は身代金300億ドル。政府はこれに対し大統領の救出のためSEAL10を派遣。さらにFOXHOUNDから一人の男を派遣した。コードネームは「雷電」。そしてサポート役に雷電の恋人ローズが選ばれた。サンズオブリバティはデッドセルとロシア兵で成り立っている。デッドセルはSEAL10を次々と殺害。簡単にSEAL10は全滅してしまった。最後ののぞみである雷電は、爆弾の専門家ピーター・スティルマンやプリスキン中尉の助けもあって、このビッグ・シェルに爆弾を仕掛けたデッドセルの一人、爆弾王ファットマンと対決し、見事勝利する。雷電の次ぎの任務は人質解放。しかし肝心の居場所がわからない。その時だった雷電の前に忍者のような格好をした人物があらわれ雷電に人質の居場所とこのビッグ・シェルについて話した。彼によるとこのビッグ・シェルはただの巨大除染施設ではなく、ここにはメタルギアがあると言う。ここになぜメタルギアが?そんな疑問の中、彼が教えてくれた人質の居場所の情報を信じ、シェル1中央棟に向かった。そこでエイムズとの接触に成功し、大統領の居場所がわかった。

大統領と接触した雷電は新型メタルギアの情報を得る。量産型メタルギアRAYに守られた鉄壁の要塞であり、G.Wと呼ばれる超大規模情報処理システムを搭載している。それがここにあるという。突如現れたオセロットによって大統領は撃たれるが死ぬ間際、アーセナルギアを破壊するウィルスを預け、エマという人物を探せと告ぐ。エマはG.Wのプログラマでオタコンの妹であった。プリスキン中尉と偽って潜入していたスネークとオタコンの目的はエマを救出する事だった。雷電は途中、ヴァンプの妨害もあったが無事エマを保護、救出に成功した。 しかし安心したのもつかの間ヴァンプが再び現れエマに致命傷を与える。エマは最後の力を振り絞ってウィルスを起動、そしてオタコンの前で静かに息を引き取った。しかしウィルスは完全には効かなかった。もう残された手段はソリダスを倒すしかない。 スネークはわざと捕らわれてアーセナルギアの中に侵入するという妙計で雷電は侵入に成功。そこでソリダスと対峙する。

「久しぶりだな…ジャック…」

雷電は忌まわしい過去の記憶がよみがえってきた。内戦の日々、ソリダスから訓練を受け、AKを握らされ戦いにくれる毎日。そして周りから白い悪魔と呼ばれ恐れられていた。

雷電は過去の辛い記憶を断ち切るべくソリダスをこの手で倒す事を決意した。

忍者の格好をして幾度も危機を救ってくれたオルガによって拘束を解かれた雷電はスネークと合流し、アーセナルギアの最深部へと向かった。しかし大佐の様子がおかしい。オタコンによると大佐はG.Wが作り上げたものだった。混乱の中デッドセルのリーダー、フォーチュンが現れた。雷電はフォーチュンから挑戦を受けたスネークを残しソリダスの元へ進んだ。そこで衝撃の事実を知らされる。物語と役割を与えることで人為的に最強に戦士を作るというプログラム、S3計画。そのサンプルが雷電だった。ソリダスそう言った後メタルギアRAYを起動、次々に雷電を襲っていく。 いくら倒してもメタルギアRAYは次々に現れ襲ってくる。きりがない…そう思った時、雷電の前にオルガが現れた。実はオルガは愛国者に子供を捕らわれていて雷電をサポートする事を命令されていた。そして雷電が死ぬことがあれば自動的にオルガの子供も殺されることになっている。オルガは少しでも子供を生かすべくソリダスに戦いを挑み、殺された。その時、エマのウィルスが効きはじめメタルギアRAYがソリダスに攻撃した。ソリダスは残りのメタルギアRAYを一瞬で破壊した。

衝撃で気を失っていた雷電が目を覚ますとそこにはフォーチュンに捕らえられたスネークとオセロット、ソリダスがいた。愛国者の手先であったオセロットはフォーチュン殺害。その時だスネークの存在が覚醒を呼び、オセロットはリキッドに体を支配された。リキッドは愛国者を葬りに行くとメタルギアRAYに乗り込み愛国者のもとへ向かった。スネークはリキッドを追い、海中へと消えた。アーセナルギアはソリダスと雷電を乗せニューヨークのフェデラルホールに激突した。G.Wの大佐は雷電に語りかける。実はS3計画は雷電を試したのではなくG.Wだった。雷電という存在が現れた時どうなるかを試していたのだ。大佐は雷電にこう言った後、最後の命令を告ぐ。ソリダスを倒せ。

雷電はソリダスを倒すしかなかった。激戦の末立っていたのは雷電だった。日があけ、人々が騒ぎはじめるなか雷電は自分に問いかける。

「俺は誰なんだ…」

その時、雷電の前にスネークは現れた。

「たしかに今回お前が何かを選ぶ事は無かったかも知れん。だがその間にお前が考えた事、感じた事はお前自信のものだ。それをどうするかはお前次第。」

雷電は決意した。自分の名前も次ぎの世代に伝える事も。スネークは愛国者の居場所がわかるフロッピーを手に愛国者からオルガの子供を助けに行くと消えた。雷電は群集の中ローズを見つける。

コナミ
小島プロダクション